2021年 ベストアルバム
こんにちは。昨年の同時期、意気揚々とブログでも始めてみましたが、すぐに更新をやめていました。コロナが落ち着いてきたというタイミングで新たなコロナ株がでてきて来年も同じような一年になるのかと不安を感じています。
いろんなアーティストが来年から世界ツアーを発表しているんですがどうなるんでしょうかね
↓昨年のベストアルバムです
apple music再生1100時間超え音楽好きが選ぶ2020年ベスト・アルバム30 - 沼紹介
2021年のベストアルバム
2022年がもう終わるということなので今年もベストアルバムを自分なりに考えてみたいと思います。
AOTY2021によるとリトルシムズの圧勝
各音楽サイトの年間ベストを集計したサイトによるとLittle Simsが圧勝する形に。
今年の頭にだしたTyler, the CreatorアルバムについでJAPANESE BREAKFASTという流れ。ツイッターやnote等で挙げられている人をみてもこの辺のアルバムは上がっていたので異論はないですね。
これを作っているときは、まだ発表されていないですが,THE SIGN MAGAZINEの年間ベストがとても楽しみです。
2021年ベストアルバム(EPも含む)
単純に聞いた回数の多いアルバムだけでみるとカニエのDONDAかKID FRESINO「20,Stop it. 」でした。今年は、SpotifyとAppleMusicを半年ずつだったので正確にはよくわかりません。
30位〜21位
30位 A Beautiful Revolution Pt. 1.2 COMMON
来年でデビュー30周年らしいです。映画でもよく見るコモンの新プロジェクト。1は2020年発表。2は今年9月に発表したシリーズ物。1.2を通してアフリカンミュージックへのリスペクトが感じられるアルバム。
29位 infinite Deep Leaf
福岡のヒップホップクルー
中毒性の高いフローやフックが魅力。6ix9ine的なノリの良さやMIGOSの合いの手感もあるテンションが上がる曲が多い。日本語ラップになかったようなタイプ。
28位 4 REAL 454
フロリダ出身のラッパー。3月にリリースされたデビュー作らしいです。フランク・オーシャンがイチオシで自ら手がけているブランド「homer」のサイトで紹介しており、最初はフランク・オーシャンの新しいアルバムかプロジェクトかと思いました。ピッチを上げた機械的な独特なフロウが魅力。100gecsなどのハイパーポップと近いものがありつつも、部屋で適当に流しても違和感なく聞ける心地いいビートです。
27位 praystation 2 CVLTE
日本のラウドシーンで異質を放つバンド。釈迦坊主やpaleduskも参加しています。ビートチェンジのあと入ってくるところ最高です。
クリーンなボーカル重めなリフと、ラウドシーンでよく見る組み合わせに見えながらもオートチューンを採用したり、ヒップホップ的なビートミュージックを採用していたりと新しい気がします。ココ最近のBMTHが好きな人ならハマると思います。
26位 Optimist FINNEAS
世界最大のポップスター、ビリー・アイリッシュの兄、フィニアスのアルバムです。
半分くらいがピアノとギターのバラード。王道を行くようなメロの美しいバラード曲が多く、とても聞き心地の良いアルバムです。そこに変化を加えたような、ピッチシフトした声や歪ませた音がアクセントになっています。
25位 BOY ANONYMOUS Paris Texas
LA出身のラップデュオ。BROCKHAMPTONのKevin AbstractがTwitterでおすすめしてこのアーティストを知りました。名前どおり映画パリ、テキサスからサンプリングしているそうです。OFWGKTM感のあるインディーロックのような刺激的なサウンドが癖になります。
24位 Trip At Knight Trippie Redd
ジュースワールドとテンタシオンとの未発表曲も入ったアルバムです。SoFaygo等のRAGE勢も参加。2021年重要ジャンル「RAGE」を代表するようなアルバム。ゲームボーイ的なシンセと迫力がある攻撃的なベース。ヘッドフォンよりスピーカーで聞きたいもの多め。
23位 TYRON slowthai
エイサップ・ロッキーやジェイムス・ブレイク、マウント・キンビーも参加したUKラッパーの2作目。2枚組のアルバムで一枚目は低音のきいたグライムビートを中心としたテンションの高い曲が多い。打って変わって2枚目はダウンテンポのスローな曲が多い。14曲35分と短く、聞きやすいアルバムだった。
22位 We're All Alone In This Together DAVE
Ukの主要な音楽賞を多く受賞しているDAVEの2作目。イギリス系ナイジェリアラッパーとして貧困、移民、暴力、差別といったテーマを映画(架空の物語)ということ。UKを代表するアーティストも多く参加しアフロビート、ドリル、グライムの要素が入った幅広いトラックも魅力。
21位 CAMP-EP Seiho
seihoプロデュースEP
鎮座ドープネスやcero、aco等幅広いアーティストが参加。最初はアマゾンミュージック限定。
個々の良さをうまく活かしつつ本人達のアルバムではなさそうな曲を仕上げてる。5曲しかないが全て強い。濃密なEP
20位 Nurture Porter Robinson
とても美しいエレクトロポップ。機械的なエレクトロニクな音なのだが、幻想的な雰囲気を感じる。メロディが美しくとても感動的
19位 ROADRUNNER: NEW LIGHT, NEW MACHINE (ブロックハンプトン)
ブロックハンプトンの2年ぶりのアルバム。ブロックハンプトンは個人的にはかなり好きなボーイズグループ。6作目となるアルバムは客演陣もかなり豪華。イケイケな曲が多いのだがとてもとっつきやすくポップなアルバムになっている。
18位 Fuck Your Expectations PT. 1(AG Club)
Fuck Your Expectations PT. 1
Avant-Gard Clubの名の通りオルタナティブで破壊力ある曲が並ぶアルバム。Odd future感あるオルタナヒップホップ
17位 all dogs go to heaven (glaive)
ノースカロライナを拠点とする16歳。hyperpopを語る上で外せないアーティスト。エモラップやポップバンクの要素をうまく組み合わせています。このアルバムにはトラビスバーカーも一曲プロデュースに参加してるみたいです。
いい意味でも悪い意味でもTikTokで使われそうな疾走感のある曲で走り抜けていくアルバムです。
2022年色々なジャンルとクロスオーバーしてロックが復権していくんじゃないかと思ってます。
16位 I Know I’m Funny haha (Faye Webster)
アトランタのSSW。とても優しく気だるそうな雰囲気が魅力。カフェとかで聞くとなんて有意義な時間を過ごしているんだろうと感じる。とても落ち着く。チルいとかエモいとかが似合うアルバム
15位 Mother (Cleo Sol)
極上のUKソウル。一枚を通してとても優しいピアノソウルバラードで落ち着いたアルバムを探している人にはおすすめ。
saultのメンバーでもあるcleo 同じメンバーinfloがアルバムのプロデュースを努めている。
14位 nerd-EP (Kroi)
ブラックミュージックをベースとしたミクスチャーバンド。一曲目からはファンキーな曲スタートでテンションが上がる一枚。メロウで聴かせる落ち着いた曲まであり六曲だが濃密な一枚。
13位 Long Term Effects of SUFFERING $uicideboy$
強烈な印象の曲が占めるアルバム。ダークな雰囲気が漂うラップ。
12位 Loving in Stereo (Jungle)
ロンドンを拠点とする7人組
ハンドクラップやグルーヴィなサウンドが最高。ポジティブなディスコサウンドで3分以下の曲が多くテンポ良く次の曲に移る。何度でも聞ける
こちらもまたinfloのプロデュース曲がある
11位 Reporting Live (From the Back of the Roads) (BackRoad Gee)
UKラップを体現したようなアルバム。グライム、ドリルなど様々なスタイルが混ざったアルバム。イギリス系コンゴ人の移民ラッパーでアフロスウィングなリズムも取り入れる。
10位 20,Stop it. (KID FRESINO)
20,Stop it.
今年の前半は一番聞いたアルバムだと思います。
今回はジャンルを超えてカネコアヤノと、長谷川白紙も参加。usのトレンドのビートでもなく日本で流行ってるソウルフルなサンプリングビートでもない。バンド編成ライブに行くとよくわかるのだかとても生音の響きが心地よい。歯切れのよいフローと相まってヒップホップ好きなひとでなくとも気持ちいいアルバム。
9位 Donda (カニエ・ウェスト)
出す出すといってたアルバムが急に夜中に配信された。しかもジャケ写は真っ黒。次週配信されたドレイクののジャケ写との違いが面白い。
個人的にはMBDTFの次に好きなアルバム。今年聞いた数はAppleMusicの中でも一位だった。このクラスになると参加アーティストはかなり豪華。特フイヴィオのバースがかっこよく、カニエがドリルを取り入れたらと言うような曲が目立っていた。
ドレイクとの配信ライブもかっこよく、名前の変更含めアルバム以外でも気になるところが多いアーティストだった。曲のバースの変更等、どんどんアップデートされるDONDA。デラックス版も出ており2時間を超えている。サブスク全盛の自体で短い曲やアルバム、EPが多い中この長尺アルバム。かっこいいが体力がもっていかれる
8位 TAPE 2/FOMALHAUT(BERWYN)
UKで活動する24歳の移民ラッパーのセカンドアルバム。ホームレスの生活、服役中の親、トリニダード・トバゴへの強制送還への怯えについて綴ったアルバム。ヒップホップをベースとしながら曲の内容からは想像のつかないソウルフルなピアノバラードで展開される。
7位 Frailty(dltzk)
アーティスト名なんて読むかわかりませんが18歳という若さのプロデューサーです。
ハイパーポップの×ロックの完成型みたいなアルバム。ポーター・ロビンソンと近いキラキラしたポップ感もあります。 キラキラエモロックがベースなんですがそこにノイズ混じったりしてカオティックな内容。日本の邦ロックに近くすんなり聞けるアルバム。
6位 REFLECTION(LORAINE JAMES)
UKエレクトロの流れを脈々と継いだ音作り。ハイパーダブから出された二作目。荒廃し殺伐とした雰囲気を出しつつ、R&Bやグライムのボーカルを持ってきてとてもかっこいい。ヘッドホン推奨
5位 心理(折坂悠太)
前回のアルバム平成を聞いたときは、日本の歌謡曲感があり、どこか懐かしいロック印象でとても好んで聞いていた。ジャズやカントリーの要素が入り前回よりとても華やかな印象。サックスやポエトリーが入った曲ありで幅が広い。
折坂悠太の圧倒的にいい声が最高
4位 When Smoke Rises (Mustafa)
カナダの逸材ムスタファのファーストアルバム
ドレイクやジェームス・ブレイクが虜になったというSSW。
参加メンバー見て最初にしてはメンツが豪華すぎる。このアルバ厶の前はアッシャーやウィークエンド等に楽曲提供しているのを知って納得
3位 Strides (小袋成彬)
小袋成彬、三作目。前作と比べ一つ一つ長い曲がおおい。R&Bがベースにありとても印象的なフックやワードが耳に残る。とてもスムースで違和感のない韻を踏んでいく。日本語詞の曲は漫画や本を読むときには歌詞が気になるためあまり聞かないのだが日本語詞なのにとてもスムースに入ってき心地よい。
2位 Deacon (Serpentwithfeet)
ブラッククイアへの愛と仲間意識を讃えた内容になっており、音数を絞った優しい歌声が魅力。前作と比べ整理された曲が多くとても聞きやすく、多幸感の極みみたいなアルバムです
1位 SMILING WITH NO TEETH (GENESIS OWUSU)
オーストラリアのラッパー。デビューアルバムです。ヒップホップアルバムなのかもよくわからない、パンクやソウルの要素が混ざりジャンルレスな曲が多く、例えるならカオスにしたタイラーとアウトキャストのノリ、チャイルディッシュ・ガンビーノを混ぜたような印象です。
はじめに聞いた時から記憶に残り、フックは心をつかむものが多く今年1位のアルバムでした。
これから継続的に書いていこうと思います。